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セルカ棒とは何?罰金って聞いてるけどその理由は?日本では技適マークが必要です

2016/11/23

 

今世界中で流行しだしている「セルカ棒」。
え?セルカ棒?

旅行に行ったり友達と遊びに行ったり、みんな自分たちをデジカメやスマートフォンで撮影するのが大好き。

デジカメでも自分撮り機能が豊富に搭載されている機種などは、がぜん注目度も高くなりますね。

日本ではまだこれからかもしれませんが、アジアの世界を歩けば、行く先々で何やら棒の先にスパートフォンを付けて撮影している人を良く見かけるようになりました。

そう、これがセルカ棒。

パッと見、はじめは何だろう?と思いますが、なにやら面白そうですね。
ちょっとどんなものか見てみましょう。

気を付けないと罰金とかで要注意!

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■セルカ棒とは

セルカ棒とは、スマートフォンで自分撮りする時に便利な道具。
棒状の器具で、先端にスマートフォンを取り付けて、自分と背景や、自分と友達、仲間を一緒に写し込むために使用されるものです。

何やら車の名前のようで思わず「セリカ棒」と言ってしまいそうですが「セルカ」棒です。
(いや、これは私だけか...^-^;))

韓国発で韓国語では셀카봉(セルカポン)というようです。
韓国英語で「self camera」の略。

韓国ではこの「セルカ棒」を使って、行く先々で自分や自分と友達を撮る女性が爆発的に増えているとか。

・利点はなに?

今まではスマートフォンなどを手を伸ばして、自分と背景、自分と友達を撮影してました。
でも、どうしても撮影できる範囲が狭かったり、腕を伸ばして撮影している分、撮影する人が自然な姿で撮影できない、といった事に不満を持つ人も多かったでしょう。

そこでこの「セルカ棒」の出番です。

棒の長さはおよそ1メートルぐらいまで伸縮ができ、今までのように腕を伸ばすことなく撮影でき、また腕よりも遠くにカメラを持っていくことで広範な撮影ができることから、

  • 撮影者も自然な形で写るし、
  • 多くの仲間と一緒に撮ったり、
  • 自分たちに加えて後ろの景色も十分撮影できたり、

と、今までの不満を一気に解決できる、正に自撮り大好き少女たちには突如として現れた目からうろこの魔法のアイテム。

・どんな種類があるのかな?

このセルカ棒、種類はいくつかあるようです。

  • 1つは、普通にカメラのタイマー機能を使って撮影するタイプ
    これはシャッターを押してタイマーが動き出し、その間に棒を伸ばしてカシャ!と撮影です。
  • もう1つは、遠隔操作でシャッターをきるタイプ
    これはタイマーのように撮影されるタイミングを気にして棒を伸ばしたり、ずーとニコっとしている必要がなく、無線を使用してリモコンでカシャ!とシャッターを切れるので、友達やその他大勢で撮影する時にとっても便利。
    はい、チーズ、カシャ!とできますね。^-^)

・日本での入手先は?

日本でも通販で購入できます。

正し、購入、そして使用にはご注意ください。
無線を使用して遠隔操作でシャッターを切るタイプのものは、日本国内で使用する以上、日本国内の電波基準をクリアした製品のみ使用できます。

・2014年の発明品ベスト25に選出!

こんな便利な「セルカ棒」。アメリカでも大注目。
TIME誌では「Apple Watch」、3Dプリンターといった世界で注目を集める製品と並んで「2014年の発明品ベスト25」に選出されるほど。

言われてみれば非常に単純明快なこの道具。
でも単純なだけに、その使い勝手は抜群。

必要は発明の母。何も複雑な事はなく、とっても面白い発明品です。

■罰金があるって本当?

そんな便利な発明品「セルカ棒」。
実は発明元の韓国では取り締まりが強化されつつあり、刑罰もある、というお話。

・え?刑罰?

普通にカメラを取り付け、タイマーで撮影去っるものはいいんですが、問題は無線機能をつかったセルカ棒。

無線と言えば勿論使用するには使用する基準があり、その基準をクリアしていない製品は使用できないのは韓国も同じ。

韓国では無線タイプのものの規制を強化して、基準クリアの認定がされていないものの販売には刑罰が課せられます。

・してその刑罰は?

政府に認定されていないセルカ棒を販売すると、

  • その罰金は最高3000万ウォン(約320万円)!、
  • または禁錮刑で最長3年!

ときてますから、厳しい取り締まりです。

・え?どうして?

セルカ棒に使われる電波は、一般的に人体に影響を及ぼすレベルのものではないにせよ、周りの電子機器や無線機器に影響を及ぼす可能性があることから、規制されるんですね。

流行りものには、基準に達していない製品が出回るのも世の常。
特にこういった大流行するものは取り締まるのも大変です。

■日本は大丈夫かな?

ではそんな便利なセルカ棒、お隣韓国では規制強化され刑罰をも課せられますが、日本ではどうでしょう?

・日本では技適マーク!

そう、これは日本も同じ。
日本は日本で電波を使用する製品には、やはり基準クリアの認定が必要です。

具体的には基準クリアを証明する「技適マーク」。
これがついていない製品を使用すると「1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」となるんですね。
使用するのにも注意が必要。

基準をクリアしていない製品を使用すると、使っている人はいいにしても、他の無線機器に影響を及ぼしたり、他の無線、例えば、救急用の無線を妨害してしまったり、自分の知らないところにとても危険な影響をあたえる可能性があります。

・技適マークとは

電波法令で定めている基準に適合している無線機であることを証明するマークが、この「技適マーク」。個々の無線機に付けられます。


楽しい器具も、とにもかくにも安全第一。
世の中で流行っているにしても、製品の特長をよく理解して楽しく使いたいものですね。

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