花粉症の症状はいつまで続く?注射の副作用も覚えておこう!
2017/02/21
辛い辛い花粉症。
年が明けて暖かくなってくると、ウキウキしてくる反面くしゃみが出始めます。あぁ、また花粉症の季節がやってきた。一体いつまで続くのやら。
また花粉症について調べていると、なにやら花粉症対策の注射に副作用があるとかないとかの話も見つかります。でも芸能記事ならいざしらず、注射の話に素人のブログ記事では本当かどうか分かりません。
ということで、ここでは花粉症の期間や、注射の副作用について巷のお医者さんがなんて言っているか、一緒に見てみましょう。
Contents
■症状はいつまで続く?
花粉症と言っても、原因となる花粉は日本で報告されてるもので60種類にも及びます。またどの花粉に反応して花粉症がでるのかも人それぞれ。
症状はいつまで続くのかを調べるには、病院などで何に対してアレルギーがあるのかを調べて貰う必要があります。
例えば、
- Aさん: 花粉1だけの花粉症
- Bさん: 花粉1と花粉2で花粉症が起きる
と、Aさん、Bさんの場合を考え、花粉Aと花粉Bの期間を、
花粉Aの期間: 2月 - 4月
花粉Bの期間: 3月 - 5月
とした場合、Aさん、Bさんの花粉症の期間は、
- Aさんは、2月から4月にかけて注意
- Bさんは、2月から5月にかけて注意(2月 - 4月と3月 - 5月を合算)
と考えられますね。
勿論、花粉の量が少なければ花粉症がでない、花粉のピーク時だけ花粉症が出る、といったその人の過敏性にもよります。
スギ花粉では?
多くの方はスギ花粉に対して花粉症が出ると思います。ということから、ここではスギ花粉について期間がどれほどか見てみましょう。
テレビで花粉情報が言われるようになるのは春先。特に全国的にスギ花粉の発生がピークとなる3月ですが、実際にスギ花粉の期間を(大雑把に)見てみれば、
- 北海道 3月 - 5月上旬
- 東北 1月下旬 - 6月中旬、9月下旬 - 12月
- 関東 1月 - 7月 9月 - 12月
- 中部 1月 - 5月上旬 10月下旬 - 12月
- 関西 1月 - 5月上旬 10月 - 12月
- 九州 1月 - 5月 10月 - 12月
花粉症は主に暖かくなる春先2月3月から4月5月にかけて、と思われがちですが、こうしてスギ花粉だけで見ても実は10月11月といった秋、12月1月2月といった冬にも結構舞ってたりするんですね。
過敏な方は、杉の木などの近くにお住まいの方は、結構一年の大半、くしゅん、くしゅん、としているのかも知れません。
ピークの時に花粉症になる方では、スギの花粉は3月がピーク。そしてスギの他にも代表的な「ヒノキ」の花粉のピークもすぐ後にやってきます。
それを考えると通常では、最も花粉症で悩む期間は、3月4月のおよそ2ヶ月弱と見ればよいでしょうか。
情報 - 日本気象協会
スギ・ヒノキ花粉ピーク予想は日本気象協会の花粉情報を見てみてください。花粉前線予想もされてます。
やはり全国的に3月4月が花粉症の季節です。
情報 - 花粉症ナビ
スギ花粉だけでなく他のいろいろな花粉症のもととなる花粉情報については、こちらの花粉ナビのページを参照してみてください。
情報 - はなこさん
花粉の状況を提供するすごいやつ、と言えば環境省が誇る花粉観測システム「はなこさん」
名前がベタすぎて少し微笑ましいネーミングですが、以下のメージにアクセスすると、それは細かくデータを表示してくれる凄いシステム。
花粉飛散データは、観測地点から自動送信されて、1時間に一度(毎時35分頃)にデータ更新。
2015年1月現在、観測開始の本番運用は北海道で2月2日、東北で2月16日からとなっています。そこから南の方へ順次運用が開始されるようですね。
データ更新頻度等は多いですが、概要としての見やすさ、わかりやすさで言えば、天気予報の花粉情報を見たほうが良さそうです。
他の記事でも書いてますが、花粉症の予防には初期治療が重要です。特に毎年花粉症で悩まされている方は、今年は是非医療機関で検査してもらうのが良いですね。
■注射の副作用
ひどい花粉症で悩む人は多いもの。
私の場合はまだ症状は軽い方ですが、周りを見れば昔から花粉の季節には大変悩まされている方が結構います。皆さん相当につらそう。
そんな中、花粉症対策としてステロイドの注射をうってもらう方もいるようですが、これが結構な副作用があるとのお話し。
そこでいくつか病院の副作用の説明を見てみれば、
- 感染症
- 副腎機能不全
- 筋肉の萎縮・陥没
- 糖尿病
- 視力、視野障害
- 精神障害
などなど、更にたくさんあるようです。
こちらのお医者さんページでスッキリまとまってますので、興味のある方は是非一読してみてください。
また国立病院機構相模原病院臨床研究センターや千葉大学耳鼻咽喉科、日本医科大学耳鼻咽喉科などが対応している「花粉症専門相談箱」のページ(リンク切れ)でも以下のように言われてます。
(中略)保険で認められていますが、問題は副作用です(中略)患者さんの強い希望により使用する場合でも副作用の可能性、禁忌疾患(高血圧、糖尿病、感染症、緑内障、白内障など)の有無を確認し、十分なインフォームドコンセントを得る必要があります。
要するに副作用があるから、それでも患者から注射を要望されるのであれば、患者の持つ病状の確認、患者に対して副作用についての十分な説明、が必要、という話し。
ちまたの噂
ちまたで流れている「噂」では、この「ケナコルト」の注射治療では、一度の注射で3、4週間効果が持続するそうです。今ではそれほど使用されない治療法なのかもしれませんが、「注射一本で花粉症が治る」と聞いたなら、まずは副作用があるのかないのか、あるとしたらなんなのか、しっかり疑ってみる、というか確認が必要です。
注射一本で治療する
検索してみれば、こちらの医療機関では「注射一本で症状をなくしてしまう治療方法」と謳ってます。
- 四谷メディカルクリニック
花粉症注射 - 注射1本で花粉症を解決!
副作用の説明で、第二次大戦のパイロットの説明がでてくるところは何やら違和感が感じられたりしますが、主張としては「長期運用しなければ副作用の心配はない」というところ。
一度前述の病院などと公開討論とかで議論するところを見てみたい。(専門性が高すぎて聞いててもわからないか...)
それでもこちらも否定的
ちなみにこちらの医療機関では、注射治療は5種類あると説明されてます。
そのうちの1つが副腎皮質ホルモンの筋肉内注射(ケナコルトを指してると思います)ですが、これには否定的。
- 新浦安虎ノ門クリニック
花粉症について
それでも「不思議な注射療法」として「以前から当院でやっていて、効果があり副作用がまったくなかった薬剤があります。なぜ効くのかはどうもはっきりしないのですが(後略)」というのもあったりして、何だろう、これって思ったり。
注射の対策
花粉症の治療で注射での治療が必要となった場合には、
- 副作用をしっかり確認
- 副作用がないと聞いても、別の医者にも意見を求める
といったような注意深さが必要と思います。
●まとめ
- 花粉の症状は、代表的なスギ花粉とヒノキの花粉でみてみると、合わせて2ヶ月弱は続く
- 花粉症の期間は地域によっても異なるし、どの花粉に対して花粉症になるかは人それぞれ。
- 詳しく調べるには、病院で検診を受けるのが良い
- 花粉症治療の注射で「ステロイドの注射」は副作用がある。
- 花粉症治療で注射が必要な場合、副作用をしっかり確認、副作用がないと聞いても、別の医者にも意見を求める、といった用心深さが必要
花粉症、大変ですが乗り切りましょう!
以上、花粉症の症状はいつまで続く?注射の副作用も覚えておこう!でした。