PLANET OF THE APES/猿の惑星 2001年作品のあらすじ(ネタバレあり) 最後は地球?
2016/11/23
人気の「猿の惑星」シリーズの第一作目「猿の惑星」は、サルが人類を支配する未来の地球といった強烈な設定に加えて最後に現れる自由の女神の驚きのラストシーンなどで大ヒットしたSF映画。
アーサー・P・ジェイコブス製作による全5作にもなるシリーズなりました。
今回のこの「PLANET OF THE APES/猿の惑星」は、その第一作目「猿の惑星」のリ・イマジネーション作。
「リ・イマジネーション」とは、よく言われる「リメイク」とは異なり、作品の設定を一から作り直して別作品を作ることを意味します。
作品の発表当時、いや、初めて観た人は全てその複雑な時間の流れの設定について行けず、ラストシーンでは特に頭の中が「???」となってしまいそうなこの映画。
第一作では、宇宙飛行士テーラーが未来の地球へ不時着し、そこは高い知能を持つサルが人間を支配する世界でした。果たして、そのリ・イマジネーション作となる「PLANET OF THE APES/猿の惑星」は、どんな設定、ストーリーとなっているでしょうか?
第一作の「猿の惑星」の主人公、宇宙飛行士のテーラー役チャールトン・ヘストン、またヒロインの恋人ノヴァ役のリンダ・ハリソンもこの「PLANET OF THE APES/猿の惑星」に出演しています。
Contents
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」あらすじ
舞台は西暦2029年。
サル軍団の星に墜落
宇宙探査機地オベロンで働くレオ大尉と遺伝子操作で進化した天才チンパンジーのペリクリーズ。二人は良いコンビ。
探査基地オベロンに電磁波の嵐が近づき、探査艇で天才チンバンジーのベリクリーズ君に調べてもらうことに。でも送り出したはいいけどベリクリーズを乗せた探査艇はどこかに消えてしまった。我が友ベリクリーズ君を助けねば。
レオも探査艇にのって磁気嵐の中へ突入だ!そしてある星に墜落。そこは原始人のような人間たちと人間を狩るサル軍団の星。しかもサルは英語をしゃべっているぞ!
デイナと共に脱出だ
レオはサル軍団に捕まり、サルたちが暮らすエイプ・シティへ連れて行かれる。そこで人間に理解を示す女性サル「アリ」にペットとして買われることになる。一緒に捕まっていた人間の女性デイナも一緒に買われていくことに。
この女性サル「アリ」の父は権力者。家では議員や将軍を招いて食事会をするほど。そこへ悪の主役「セード将軍」が登場する。
ちなみにセード将軍の父親役は、猿の惑星一作目のテイラー役のチャールトン・ヘストン。なかなか面白い配役ですね。
買われていったレオはデイナとともに逃亡を図る。こんなところに居られるかってんでい。目指すは探査艇が墜落した場所。
やった探査艇が見つかった。これで銃や基地へ連絡できる交信装置もゲットだ。交信装置のスイッチをいれるとなんと反応がある。仲間が助けに来たぞ。交信装置が示す場所へ急ぐんだ。
交信装置が示す場所
交信装置が示した場所はサルたちの聖地「カリマ」。サルの神セモスに命が吹き込まれたとされる場所。
やっと辿り着いたレオが見たものは、それはレオが働いていた宇宙探査機地オベロン。探査基地の動力を起動しデータベースにアクセスすると過去の記録が分かる。そこで見たものは...
探査機地はレオを捜索するためにレオに続いて電磁波の嵐に飛び込み無人の星に不時着した。そこで乗組員たちと飼育していた知能の高いサルたちとの生活が始まる。
なんとこの星の人間やサルたちは、かつて働いていた宇宙探査機地オベロンの乗組員やサルたちの子孫だったんだ。うわ、なんてこったい。
事実に愕然としつつ、外に出るとそこにはサルたちに抵抗しようと集まって来た人間たちが。いよいよ人間とサルとの決戦だ。サルたちに奇襲をかけるが効果は薄く、遂にはレオも最後を迎えるのか。
神の降臨、そして帰還
と、その時なんと空から探査艇が下りてくる。なんだなんだ?中からは電磁波の中に消えた友達の天才チンパンジー、ベリクリーズ君が現れた。サルたちはベリクリーズをサルの神セモスと思い込みひざまずく。
戦いはレオとセードの一騎打ちへ。二人は探査基地オベロンの中で戦いを繰り広げ、最後にはセードが閉じ込められ戦いは終わった。
レオは、天才チンパンジー、ベリクリーズ君が乗って来た探査艇で地球に戻る決断を下す。皆に別れを告げ再び電磁波の嵐の中へ突入するレオ。そして電磁波の嵐を超えとうとう地球へ戻って来た。
やったぜレオ!
探査艇から外へ出るとそこはワシントンD.C.のリンカーンメモリアルの前。が、何かが違う。そう、そこに見たものはリンカーンの像ではなく、あのセード将軍の像だった。レオはサルたちに取り囲まれるのだった。
最後は一体どういうこと?
このストーリーの最後、ワシントンD.C.のセード将軍像は混乱をきたします。それまでのストーリーはSF映画として楽しんで見れますが、最後の最後で、あれ?なんでセード将軍の像があるの?どういうこと?となるわけですね。
色々な説が流れたようですが、結局は何か特別な設定が考えられいたとか、何かこれに続くストーリーが用意されていたとかは無くて、監督はレオが行きついた場所は地球ではなく別の歴史を持つ別の場所であった、と単に設定していたようです。
いや、でもそれにしては地球をにおわせる終わり方はちょっとな~と思ってしまいますが。
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