イチローの年俸の推移が物凄い。これが引退の年齢まで続くのか?
2016/11/23
言わずと知れた世界のイチロー。
オリックス、というか日本球界で大活躍したのち、2001年にはメジャーへ移籍。気がつけば14年の月日がたってます。
メジャーに行っても、これまた大活躍。
年俸で言えば、始めこそ日本でプレーしていた金額と同等でしたが、その後はもうこれでもかというほど上がって行き、遂には最高18億までに。
そんなイチロー、2015年も米大リーグ、マーリンズでプレーを続けることが決定しましたが、2015年には42歳にもなるんですね。
こんなすごい世界のイチロー。びっくりするその年俸の推移と、今後、引退がどうなるのか、見てみましょう。
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■道筋
イチローのたどった道をさらっと。
- 本名 鈴木 一朗(すずき いちろう)
- 生年月日 1973年10月22日 牡羊座 51歳
- 出身 愛知県西春日井郡豊山町
- 血液型 B型
- 身長 180 cm
- 体重 77 kg
- 右投左打 外野手
- 1991年 ドラフト4位
テレビる見るイチローはあまり背が高いように見えませんが、実は身長180cm。こうして改めてプロフィールを見ると、ちょっとびっくり。
- 豊山町スポーツ少年団(小学校時代:エースで4番)
- 豊山町立豊山中学校(エースで主に3番)
- 愛知工業大学名電高等学校(三塁手で主に1-3番)
- 3年時に春の甲子園(投手として出場)
- 高校3年生の地方大会での打率が7割以上
- 高校通算成績 打率.501 本塁打19本
- 自転車で通学中に車と接触。その時の怪我が原因で投手から野手転向
- オリックス・ブルーウェーブ (1992 - 2000)
- シアトル・マリナーズ (2001 - 2012.7.23)
- ニューヨーク・ヤンキース (2012.7.23 - )
多くの野球選手がそうであるように、ピッチャーをやっていた期間が長いです。
実はプロへ行くときも、投手としての注目が元々高かった選手です。今思えばこれは良かったのかもしれませんが、事故による怪我で野手に転向。そして偉大なバッター、イチローが誕生するんですね。
■いよいよ年俸!
さて、いよいよ、その驚くべき年俸です。
「マネスポ」から引用したものがベースですですが、
http://www.monespo.com/2011/01/blog-post_6405.html
日本で活躍した時、メジャーでの活躍時と順番に見て行くと...
・日本での活躍の推移
※)カッコ内は年齢
- 1991年(18) ドラフト4位 契約金4000万円
- 1992年(19) 打率.253 430万円
- 1993年(20) 打率.188 800万円
- 1994年(21) 打率.385 800万円
- 1995年(22) 打率.342 8000万円
- 1996年(23) 打率.356 1億6000万円
- 1997年(24) 打率.345 2億6000万円
- 1998年(25) 打率.358 4億3000万円
- 1999年(26) 打率.387 5億円
- 2000年(27) 打率.350 5億3000万円
出だしはドラフト4位からスタート。
1992年は年俸430万。
1994年、開幕直前の4月7日、登録名を「鈴木一朗」から「イチロー」に変更。これは、日本人選手として初めてファーストネームでの選手名登録でした。
この年から監督になった仰木監督が、イチローの打撃センスを見抜き、即座へ一軍へ引っ張ります。4月末から1番打者に定着し、この年に一気に大ブレイク。
3割8分5厘と驚異的な打率を叩き出し、翌年は年俸が20倍の8000万。
その後は7年連続首位打者を獲得など、スーパー大活躍で、1998年には日本最高年俸の4億3000万円となりました。
入団時の430万から比べると、なんと100倍!
日本で見るだけで凄いのに、これがメジャーでもっとすごくなるんですね。
・メジャーでの年俸
2000年オフにシアトル・マリナーズに移籍。
イチローは野手としては日本人初のメジャーリーガーとなります。
当初、マリナーズ監督のルー・ピネラは、
「打率は2割8分から3割、まあ得点は稼いでくれるだろう」、
ぐらいの事を言ってましたが、ふたを開ければ、いい意味で期待を大きく裏切られます。
・マリナーズ時代の年俸推移
2001年から2012年まで、打率と年俸の推移を見てみると...
- 2001年(28) 打率.350 約5億6666万円($5,666,667)
- 2002年(29) 打率.321 約3億6960万円($3,696,000)
- 2003年(30) 打率.312 約4億6666万円($4,666,667)
- 2004年(31) 打率.372 約6億5000万円($6,500,000)
- 2005年(32) 打率.303 約12億5000万円($12,500,000)
- 2006年(33) 打率.322 約12億5000万円($12,500,000)
- 2007年(34) 打率.351 約12億5000万円($12,500,000)
- 2008年(35) 打率.310 約18億円($18,000,000)
- 2009年(36) 打率.352 約18億円($18,000,000)
- 2010年(37) 打率.315 約18億円($18,000,000)
- 2011年(38) 打率.272 約18億円($18,000,000)
- 2012年(39) 打率.283 約18億円($18,000,000)
当初の年俸は日本での現状維持程度。
これが、毎年200本安打を達成するなど活躍をし続け、2008年には5年総額約90億円($90,000,000)で契約。
結果、2008年から2012年は1年換算で18億円!
日本で入団時に430万だったのに比べれば、なんと約420倍!なんじゃこりゃー!
もう金額が大きすぎで分けわからないですね。@.@)
・そしてヤンキースへ
2011年、2012年と打撃が振るわなかった一郎。
2012年のシーズン途中にヤンキースに電撃移籍します。
イチロー自ら移籍を志願したもので、
- 20代前半の選手が多いマリナーズにはもうこれ以上いるべきでなはい、
- 環境を変えて刺激を求めたい、
という強い思い。
・ヤンキース時代の年俸は...
そしてヤンキースでは、
- 2013年(40) 打率.262 約6億5000万円($6,500,000)
- 2014年(41) 打率.284 約6億5000万円($6,500,000)
2015年のマーリンズ
2015年1月28日に発表のあったマーリンズ入団。年俸200万ドル(約2億4000万円)プラス出来高払い
- 2015年(42)打率(これから)約2億4000万円
今回の契約では4番手の外野手としての扱い。それからすると、この年俸も妥当なんでしょう。
マーリンズにいる若手外野手3人のサポートが主な役割となりますが、扱いはVIP待遇。日本で入団会見も行ってますし、背番号も51です。
・年俸の推移を全体で見てみると
これまでの年俸を全体的に見てみると、
- 1992年から2014年まで日米通算180億!
- 23年の平均が1年で約7億8千万!
- 入団時から比べて最高420倍!
1年平均約7億8千万、って、1日およそ214万!
使いきれませんがな、あーた。
一年や一か月じゃないですよ。一日です。
これが一年ずーっと続く感覚。
■いったいいつまで続くのか?引退の時期は?
2015年の誕生日で42歳となるイチロー。一体どこまで活躍を続けるのか。
新天地マーリンズでの活躍次第ってところですが、全然目が離せないですね。
見かけはずーと同じ、てもベテラン中のベテランとなったイチロー。周辺では引退はいつか?という話がささやかれます。
メジャーリーグは超シビアな世界です。過去にどれほど偉大な実績があろうが、実際打てなければ続けられません。
イチロー選手は2015年でメジャーに渡って15年目の42歳。現役続行が確定してますが、2014年は開幕スタメン落ちで出場数は143試合。打率こそヤンキースの選手の中では最高でしたが、2割8分4厘。
果たして本人にとっては何を思う年だったのか。2015年は正に正念場となるんでしょう。
引退の時期は?
3000本安打まであと156本。
プレーを続けたいのは、自分の野球が表現できると考えているから、と語るイチロー。
昔、2006年、矢沢永吉との対談で、50歳までは現役を続けると言ってましたが、果たして区切りは年なのか、打率なのか、何なのか。
上の年俸と打率のグラフを見れば、全体に打率の下降傾向が見て取れます。同じ傾向が続くとすると、3割にどうしても届かなくなる年はあと2,3年。43、44歳ぐらいに限界が来るのでしょうか。
一部では日本に戻ってまたプレーを、という声もありますが、場所はどうあれ、多少打率が悪くとも、納得のいくバッティングができなくなる、納得のいく走りができなくなる、というのを自覚した時が潮時、と考えているのでしょうか。
まだまだ活躍を見ていたい。