14歳の母 志田未来 あらすじ4/5(ネタバレ) 初回~最終回
2015/09/29
6歳で劇団に入団、翌年にはドラマ初主演して以来、ドラマに映画に声優にと活躍している志田未来の2006年ドラマ「14才の母」。
生むことを決意した。
母も諦めて受け入れた。友達とも仲直り出来た。そこへ陣痛が...
ここでは「14才の母」のあらすじ(ネタバレ) no.4 を紹介しています。
前回までのあらすじ
名門私立・聖鈴女学院に通う中学2年の「一之瀬未希」(いちのせみき)。
未希が好意を寄せる有名校の生徒、中学3年の「桐野 智志」(きりのさとし)。
ある事件をきっかけに、本能的に結ばれた二人。
子供が出来たことに戸惑う未希。翻弄される周囲の人々。
父の母も、彼も友達も、全ての人が未希が子供を産むのに反対するも、遂に家族ともども産む決心をする。
あることをきっかけにクラスメートとも仲直りが出来た。出産の準備のために病院へ通う未希。そんな中、買い物帰り、バス停でバスを待つ未希に突然の腹痛が襲う。陣痛だ。
救急車で大学病院へ運ばれる未希。果たして未希と赤ちゃんはどうなるのか...
目を覚まさない未希
担任の先生が、事態の急変を聞きつけて大学病院へ。
クラスのみんなからの寄せ書き。そこには応援メッセージがぎっしり。勿論全員じゃないよ。受け入れられない子もいる。
暗い過去を引きずるクラスメート柳沢も一緒に来てる。どうしても会いたいと。邪魔しないから一緒に待っててもいいかと。
新しい命は、柳沢、担任の先生の過去も救うのか。刻々と過ぎて行く時間。
手術が続く。最善を尽くす医師たち。そんな中...
やった、赤ちゃんが生まれた。女の子だ。
ぐぁ、仮死状態。
気道確保だ。最初の1分間が勝負だ。未希は血圧低下。手術室はまだ手術中のランプがついたまま。が手術は終わったがICUへ担架で運ばれる。
柳沢と担任の前を通る多くの医者と担架の上の未希。その眼はまだ閉じたまま。どうなる未希。柳沢と担任、命の現場に心の中はもう真っ白だろう。
赤ちゃんは無事、1648g。普通の子の半分の体重だった。でも自分でしっかり呼吸ができる。
でも中々目が覚めない未希。弟の呼びかけにも目がさめない。俺が起こしてやるよ、起きろよ、姉ちゃん、姉ちゃん。
その日少女は母になった
学校ではクラスメートに事態の経過報告がされていた。
赤ちゃんは元気。
はじめてのミルクのんだ。
でも未希はまだ意識回復していない。
彼女は皆に教えているのかもしれない。生まれて大きくなって学校に来てみんなと一緒に教科書を開く。それって凄い事なんだって。
意識が戻らない未希。智志が面会に。
意識が回復しない未希を見て逃げるように病室を出る智志。追いかける父親。今の僕じゃ会えない。じゃせめて赤ちゃんにあってやってくれないか。その目に映る赤ちゃんははたして。
直後に目がさめた未希。
お母さん、赤ちゃんは今どこ?早く会いたいな。
その日、少女は母になったのだ。
その名は「そら」
ママ、やりなおそうよ。もう逃げ回るのはやめよう。全部なくなったっていいじゃないか。俺も中学出たら働く。
何言ってんの。どこで働けるの?あんた、すっぱだかの赤ん坊みたいなもんなのよ。
俺にできること、たった1つでも見つけるよ。どんなに逃げたってあの子は俺の子なんだよ。
どこまでも純粋な智志。若さゆえの純粋さなのか、それとも...
空を見上げる未希。青空が目に染みる。
未希の目に映る赤ちゃん。小さい。でも動いてる。赤ちゃんは生まれた時からお母さんを知っている。お母さんにさわられると、すやすや寝てしまうんだ。
指を握る赤ちゃんの小さな手。目に涙を浮かべる未希。私、名前を決めた。そら。青い空のそら。
そこには青く澄み渡る空が一面に広がっていた。
決意する智志
聡の母は自ら命を絶ち全てを清算しようと試みる。
異変を感じ、出産祝いを返しに訪れた未希の母に発見され病院へ運ばれる。
どうして助けたの?私が死なないと智志が守れない。感情的に死のうとしたんじゃない。智志の母が目覚める。
あなたがいたから智志君がいるんです。どうか死ぬなんて考えるのはやめてください。
未希の母に顔を向けながら涙を流す智志の母。
結局学校はやめる決意をした未希。
担任の先生は言う。先生も最初はそう思ったわ。でも14年後を考えてみたの。
生まれた子供に今日の事を胸を張って話せる道を選んだんじゃないのかしら。
俺、働くんだ。高校は行かない。少しでも金稼いでとどけたいんだ。俺さ、親の言う通り生きてきた。でも一之瀬といる時だけ俺だった。
見上げれば青い空。一緒の時は空が綺麗だと思った。
私もだよ。キリちゃんといる時、空が綺麗だといつもいつも思ってた。だから私...、そう、赤ちゃんの名前、そらっていうだ。
誓う二人
二人は意を決する。双方の親を招き宣言する。2年経って18になったら結婚したいです。
なにいってるんだ。
智志の母がせせら笑う。
あんたね、赤んぼ抱いて外でてみな。あーら、かわいいわね、なんていってくれると思う?あり得ない。もう、勝手にすれば?私は認めない。だから子供にも会わない。くやしかったら本気でやっておめでとうって私に言わせるのね。
女手1つで智志を育てた母だからこその言葉。現実、苦労は人一倍知っている。これも彼女流の祝福の言葉なのか。
それから一か月。
運送会社で働く智志。
セールス員として家々を頭を下げて回る智志の親。かつての実業家の影はない。それを見つめる元秘書。陰で一礼。この親子も新しい人生のスタートを切ったばかりなのだ。
例の記者が玩具をもって赤ちゃんをあやす未希と母の元を訪れる。
君とあいつとこの子の話、書き続けるよ。絶対終わらしちゃだめだぞ。こちらも記者ならではの祝福の言葉。
今からがまた新たな始まり。子供の将来は、この家族はどうなるのか。
見上げると、そこに広がる綺麗な青空。父、弟が出迎える。家の前で記念写真。
14年後、赤ちゃんが成長し、未希と同じ年になる頃、二人は何を思うのか。
つづき:14才の母 ドラマの総合評価
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