綾瀬はるか 映画「ひみつのアッコちゃん」あらすじ(ネタバレあり)
2016/11/23
『ひみつのアッコちゃん』と言えば、赤塚不二夫の少女漫画。
何度もテレビアニメ化され、そちらの方で知っている人の方が多いかも。 そう、少女が魔法のコンパクトで色々なものに変身して様々な問題を解決していく物語です。
綾瀬はるか主演の映画「ひみつのアッコちゃん」。有名すぎる2つの呪文「テクマクマヤコン~」「ラミパスラミパス~」を唱え、小学5年の少女が魔法のコンパクトで22歳の大人に大変身。偶然出会った男性に想いを寄せつつ、その男性と、男性の勤める会社のために奮闘する物語。
身体は大人でも心は小学5年生。果たしてどんな物語になるでしょう。
Contents
ひみつのアッコちゃんの作品情報
2012年9月1日(土)公開。
主な出演者は以下:
- 加賀美あつ子(アッコ): 綾瀬はるか
- 早瀬直人(ナオト): 岡田将生
- 小学生のアッコ: 吉田里佳
- 守衛さん: 塚地武雄
- 悪者、鬼頭: 鹿賀丈文
- 鏡の精: 香川照之
「映画ひみつのアッコちゃん」予告編
⇒ 『映画 ひみつのアッコちゃん』予告編
彼女の正体は、なりたいものになれる、魔法のコンパクトを手に入れた一人の少女。
テクマクマヤコン、テクマクマヤコン~
以下、あらじす、ネタバレありまくりです。
鏡の国から鏡の精
主人公は加賀美あつ子(アッコ)。小学5年生。 お母さんの化粧道具をこっそり借りてお化粧するおませな女の子。 ある時転んで大事な大事なお気に入りのコンパクトの鏡を割ってしまう。
その夜「鏡の国からやって来た鏡の精」がアッコのもとを訪れる。 新しいコンパクトが与えられ、そしてあの有名な2つの秘密の呪文を教えてもらう。
- テクマクマヤコン、テクマクマヤコン...
- ラミパス、ラミパス、ルルルルル...
1つ目は何かに変身する時に唱える呪文。
2つ目は元に戻る時の呪文。
この事は誰にも教えるなと告げられる。教えると魔法が使えなくなると。
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色々なものに変身だ!
もう変身して楽しみまくりのアッコ。そりゃそうです。小学生がこんなものを手にしたら、もう遊びまくりでしょう。
そんな時に出合った男性、早瀬尚人(ナオト)。化粧品会社に勤める人物。 化粧品売り場にお客さんで来ていたアッコに化粧品の感想を求めると、中身が小学生らしく、すっごい高い。色はいいのにケースがおばさんっぽい、などズバズバと言いまくる。 そんなアッコに興味をもったナオトは、いきなりアッコを自分の勤める化粧品会社、赤塚化粧品、に連れて行き、アッコをアルバイトとして働いてもらうことに。
会社の守衛さんとも仲良くなる。 この守衛さん、ただものじゃなかった。実は最後にカギを握る人物。
窮地に陥る会社
ナオトに好意を寄せるアッコ。なんとかナオトの力になりたいとあれこれするが、製品開発のアイディアのヒントとなる。気温や体温で色の変わる化粧品。 そこへいよいよ悪党登場。会社を別の会社へ売り渡そうとする画策する専務。その専務にこの製品開発は握りつぶされる。
窮地に追い込まれて行く会社。 悪党の専務たちは取締役(まぁ社長ですか)を変えて、会社を乗っ取ることを考えていた。 そう、それを決めるのは株主総会。でも株主総会で異議をとなえて頑張るナオトとその賛同者たち。 もう会場は大混乱で乱闘騒ぎ。勝負は全体の多数決へ。
やっぱりダメなのか
多数決の結果はギリギリだめだった。終わりだ...とそこへアッコの友達、例の会社の守衛が会場へ駆け込んでくる。 ちょっと待ったー!私も株を持っている。親から相続した株だが、この会社が好きなんだ。ナオトやアッコを支持するぞ!
さぁ、多数決の票は計算しなおしだ。 果たして最終結果はどうなった?
うぁ、ぎりぎり異議が認められた。これで専務たちの言いなりにならないぞ。
喜びに沸く人達。 皆がお祝いのために移動したのち、残る二人、ナオトとアッコ。
冬休みが終わってもずっとそばにいてくれないか?
キスするナオトに下敷きでガードするアッコ。 アッコらしいと笑うナオトが見たものは下敷きに書かれた文字は「5年2組 加賀美あつこ」の文字。真実に気がついたか。
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工場を爆破せよ
悪党の専務の黒幕はなんと超大国軍事研究の組織。 いきなり大きな話への大展開。
あの温度で色が変わる化粧品が完成するとまずい。温度で色が変わるのは軍事応用できる。これがもし他の国に渡るとなると、それはすごい脅威。手に入らないなら、いっそ工場ごと爆破せよ。
なんと偶然会話を聞いてしまうアッコ。爆弾?。うわ、工場に急げ! テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、バイクレーサーになれー!
猫に変身して爆弾を探し回り遂に見つける。 そこへ来たナオト。はやくナオトに知らせないと。でも皆の前で変身して大人になるのか...
秘密がばれたらもうナオトとは、でも。...
バイバイ、私の大切な魔法のコンパクト。
テクマクマヤコン、テクマクマヤコン
最後の変身だ。
急げ急げ
爆弾を見つけ、全員が退避する中、アッコが爆弾はずしに戻る。爆弾を外すとなんとナオトに渡す。 ナオト、これ捨ててきて!え~!?!?!
走れ走れ、二人とも早く。投げろ~!ドカーン! 爆撃の衝撃で、コンパクトが割れて飛んでゆく。 正体を人前でさらし、更にコンパクトまでもが壊れてしまった。
汚れた服でとぼとぼ町を歩くアッコ。
もう全部終わっちゃった。一人つぶやく。
ラミパス、ラミパス、ルルルルル~
いくら呪文を唱えても、もう戻らない。
元に戻ってよ~。一人泣くアッコ。
鏡の精、再び
アッコちゃん、アッコちゃんと呼ぶ声、そう、あの鏡の精がやって来た。 鏡の精は知っていた、アッコがいかに一生懸命だったかを。
アッコちゃん、もう一度だけ、鏡の魔法を使えるとしたら何になりたい?
気がつくと、粉雪舞う公園にはアッコがただ一人いるだけ。 地面の上にポツンとあるコンパクト。そう、鏡の割れてないコンパクトが目の前に。
テクマクマヤコン、テクマクマナコン、私になーれ! 光がつつむ、全身が光る。
夜の街を走る少女。 ママ~。一目散に家に走る。
時は流れ
そして時は流れアッコは大学生になっていた。
部屋の引き出しには一杯の化粧品と共にあのコンパクト。
コンパクトを開くアッコ。
中は多分割れてるんだろうなと見ていたら割れてない。あれ?
急いででかけた先は就職のための面接試験。
そう、アッコが就職先に選んだのは、あの懐かしの赤塚化粧品。 どれほど今日という日を待ち望んだことか。
順番に呼ばれる面接。面接官にナオトの姿が。無事会社で生き残っていた。
次の方、とアッコが呼ばれる。顔を上げるナオト。 微笑むナオトがそこにいた。ナオトもこの日を待っていたんだ。
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この映画は面白い!
気になる人はいろいろと気になっちゃうかもしれませんが、主人公は小学五年生。 細かいことは抜きにして、楽しめる映画だと思います。面白かった。親子で楽しめる作品です。
綾瀬はるかが演じる中身は小学生の女の子が面白い。
他の人にも変身するんですが、中身は小学5年生なので、その演技をするわけです。見ていてなるほど、こうなるか、と面白くもあり興味深くも。
まだ実際にこの映画を見てなくて、でもネタバレ読んでしまった人でも、なんか面白そう、と思った人は是非見てみてください。
そんなあなたは、きっとアッコの楽しいハチャメチャな世界に引き込まれると思います。
魔法の呪文について
テクマクマヤコン、テクマクマヤコン
主人公のアッコが変身する時に唱える呪文。
これは、当時脚本を担当していた雪室俊一が考案したもので「テクニカル・マジック・マイ・コンパクト」(直訳すれば、技術的魔法な私のコンパクト)の略。
テクニカルの「テク」、マジックを短くして「マク」、マイがなまって「マヤ」、コンパクトの「コン」といった具合でしょうか。「マイ」をよく「マヤ」にしたな、と思えなくもない。
でも普通に英語の単語を並べても、「テクニカル・マジック・マイ・コンパクト」にならないような気が。英語を知っていてもそうでなくても「マイ」は、最初に来るでしょう。そうなると呪文は「マイテクマクコン」。言いづらい...
ラミパス、ラミパス、ルルルルル
主人公のアッコが変身を解除して元に戻る時に唱える呪文。
この「ラミパス」も当時脚本を担当していた雪室俊一が考案したもので、魔法のコンパクトの魔法の鏡から「スーパーミラー」、そしてそれを逆さに読んで「ラミパス」としたもの。
どちらの呪文も、当の脚本家は仮にと考えていたものが、実際に使われてしまったという話し。
でもこの2つの呪文、結果論ですが、とても耳に残る印象的な呪文。この呪文があったからこその秘密のアッコちゃんとも思えます。 元が意味のある単語を使っているからこその力強さやリアリティなのでしょうか。
雪室俊一、あんた凄いよ。もう日本の女の子たちの心を一手に鷲掴み。
一体この呪文をどれほどの少女が心ときめかせて唱えたことか。
こんな夢ある物語が、今後更に更に作られていくと素晴らしいですね。
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魔法のコンパクト
元々は魔法のコンパクトではなく、鏡台を使っての変身でした。
でも、アニメはその中で使用されるグッズが、そのまま商品になったりするもの。
商業的に考えれば、鏡台はそうそう売れるものじゃない、ということで、こじんまりとして商品化しやすいコンパクトに変更になったとか。
初代作品
テレビアニメの初代作品は、これも有名な「魔法使いサリー」の次に放送されたもので、最高視聴率は27.8%、平均視聴率は19.8%にもなってます。
アニメの主題歌について
テレビアニメのオープニングテーマ「ひみつのアッコちゃん」と、そのエンディングテーマ「すきすきソング」
どちらも印象的でとても良い曲で、私は個人的にエンディングの「すきすきソング」がお気に入り。よくもまぁこんな曲を作ったなと。作曲はどちらも小林亜星。
最近は知りませんが、この頃からの小林亜星は、正に神がかり的に素晴らしい作品を非常に多く残してます。
ちなみに日立の「この~木なんの木」、ファミリーマート(あなたとコンビニファミリーマート)など印象的なこれらの作曲も小林亜星なんですね。
またまたちなみにですが、アニメの主題歌「ひみつのアッコちゃん」。
歌の最後の方とかで「ひみつのアッコちゃん」というところの音程をわざと外して歌ってます。
この歌われ方は2作目も同じですが、3作目では音を外さずに綺麗に歌ってるんですね。時代の流れというものでしょうか。