花粉症、行って得する病院予防!眠い症状もあるって本当!?
2016/11/23
辛い辛い花粉症の季節。
花粉症といえば基本は春先から、でもそれも人それぞれ。
花粉症を引き起こすと考えられる植物は60種類にも及び、実は季節も様々です。症状も目のかゆみ、鼻水、くしゃみ、鼻詰まり、喉の痛み等々さまざまで、花粉症の時期をどうやって乗り越えるのかはとても重要なこと。
ここでは花粉症の予防で大切な役割を果たす病院、また花粉症の症状の1つ「眠くなる」について一緒に見てみましょう。
Contents
■病院での早期予防
花粉症の予防、治療はどうしてますか?
幸いにもあまり症状が出ない、少しだけだから大丈夫!、という幸せ者は特に何もしてないのかもしれません。(これは以前の私です)
でも花粉症になる人はもう大変。この辛さはなった人にしか分かりませんが、目は痛いは、くしゃみは連発するは、鼻水とまらないし喉も痛い、誰かどうにかしてくれるのならお小遣いあげちゃう!、と叫びたくなるほどです。これは経験者にしか分からない辛さです。(これが今の私です)
お薬で予防
多くの方は、花粉症の症状が出てくると薬を買って来てそれを飲む、目薬をさす。後はマスクなどをつけて予防する、みたいな形だと思います。
でもこれって、後手後手に回ってるんですね。もっと積極的な予防ってないんでしょうか?
病院は頼りになる!
そう、やっぱり頼りになるのが病院です。
花粉の季節になる前や、花粉症の季節が始まる頃に病院に行って適切な治療を受ける、というのが、その後の症状を軽減させることにとって大変重要。少し長い目で見れば変な言い方ですが断然お得なんですね。
こういうのを初期治療と言い、基本は花粉が舞い出す2週間くらい前。なぜかといえば、処方される薬の効果がでるのに1週間とか2週間とか時間がかかるん場合があるんですね。
症状が出る前に病院に行くのって変じゃない?などと思っているあなた!全然へんじゃありません!初期治療されてる方って沢山いるし、お医者様も薦めています。
どんな薬が主に使われるかと少しだけ見てみれば、
- 抗ヒスタミン剤
くしゃみ、鼻水。効果が出るまでの時間は短く1~2日。効果の持続は短時間。 - 抗アレルギー薬
くしゃみ、鼻水、鼻づまり。効果が出るまで2週間ほどかかる。 - 抗ロイコトリエン薬
鼻の炎症を防ぐ。鼻づまり、鼻水、くしゃみ。効果が出るまで1週間ほどかかる。
現れる症状や、その時の季節などにもよりますが、まずは病院に行って対策を相談することから初めましょう。
薬を見ても分かりますが、効果が出るまで1~2週間かかるものもあります。早め早めの行動が大切です。
検診のポイント
勿論大切なのは「指示通りに行動する」こと。薬の服用であれば自分の判断で「もういいや」「飲まなくても大丈夫」などとしてはいけません。
また薬によっては眠気を起こす、ということもあるから「漢方」を進めているお医者さんもいます。どうも眠気が...という方は漢方の専門医に診てもらうのもよいでしょう。
病院は何科?
基本は耳鼻科や耳鼻咽喉科です。眼の症状では眼科でも大丈夫。また内科を受診されてもよいですね。
選び方としては、一番症状がでている科で良いと思います。
- 目の痒みがひどい → 眼科
- 鼻の症状がひどい → 耳鼻科
- 喉のたんやかゆみがひどい → 耳鼻咽喉科
病院に裏ワザっていうのも変ですが、花粉症の季節は耳鼻科や眼科は大賑わい。ただでさえ賑わっているところへ花粉症ですから待つのも大変。
こういった場合には内科を受診するというのもありますね。
症状がでてからの病院
花粉症の症状が出る前の受診ができず、でも症状が出て辛い!という場合でも、迷わず病院に行って診てもらいましょう。
個人で対応するには、単に薬局で薬を買って症状が収まるのを待つぐらいですが、病院では鼻の粘膜に局所ステロイド剤をスプレーして症状を軽減したり、症状が重い場合には複数の薬の併用によって症状をおさえる、ということも対応してもらえます。
花粉症の時期と検診
天気予報やニュースの1つとして頻繁に言われたりするのがスギやヒノキの花粉症。一般には春ですね。
でも実は花粉症は何もこのスギやヒノキに限ったものではありません。
秋のイネ科、キク科の植物など日本では60種類にも及ぶ植物の花粉が花粉症の原因としてあがっています。花粉症の時期も実は様々。
ということから、春に花粉症になる人、自分は秋がひどいんだ、など人によっても花粉症の時期が異なりますので、毎年決まった時期に症状が出る場合、春なら春、秋なら秋のシーズン前に病院で検診を受けてみてはどうでしょう。
■予防のポイント
病院での薬、個人での薬での症状軽減は勿論ですが、花粉の季節には日頃からの予防がとても大切。
ここで個人で気をつけるポイントをおさらいしておきましょう。
時間帯
避けるべき日や時間帯を見てみれば、
- 花粉の多い日
花粉のニュースをチェックしましょう - 花粉の多い時間帯
杉林近くは午前中、それ以外の都市部などでは昼~15時頃を避ける - 風が強日、気温が高い日
花粉が良く舞いますので。 - 雨の翌日の晴れた日
こちらも雨で地面にたまった花粉が晴れて乾燥しだすとよく舞いますので。
服装
マスクの着用。
マスクを使うにあたっての裏技は、マスクの内側に水で湿らせたガーゼを入れて使用すると、花粉を大幅にシャットアウト。
その他、メガネの着用や、服装も花粉が付着しないように表面がスベスベしたものを着る、というのも効果的。
花粉を持ち込まない
外からの花粉はシャットアウトしたいもの。
外出と考え方は同じで、花粉の多い日、多い時間帯は窓を閉める、その時には洗濯物を外に出さないなどが効果的。
室内で花粉が舞わないように、空気清浄機を使ったり、湿度を60%以上に保ったり汁物効果的です。
■花粉症で眠くなる?
花粉症といえば、鼻、喉、目。
くしゃみ、鼻水や鼻詰まりがひどかったり、喉がいたい、かゆい、目がかゆい、と大変ですが、「眠くなる」という方も多いようです
これには主に3つの原因が考えられます。
1.薬の副作用
花粉の症状を抑えるために薬を飲むと思いますが、薬の副作用や身体のだるさ、加えて花粉症の鼻づまりなどで頭がボーっとなれば眠気も襲おうというもの。
上の「検診のポイント」のところでも見たように、病院で処方される抗ヒスタミン剤は眠気を起こす、ということから漢方を勧めているお医者さんもいます。
眠気がどうしても気になる方は、漢方の専門医に診てもらうのも良いですね。
2.寝不足
花粉症によって目が疲れたり、中々寝付けなかったり、また寝たとしても、鼻づまりなどで通常よりも呼吸に負担がかかりぐっすり寝られなかった等々、良い睡眠がとれないんですね。
結果として、何故か寝たはずなのに昼間っから眠い、ということになるようです。
3.ポカポカ陽気
特に春先の花粉症は、花粉症自体もありますが、気温もポカポカ上昇しますし、それによって睡魔に襲われることもあったりします。
以上、主に3つの要因から、花粉症の症状の1つとして「眠くなる」ということが言われます。
●まとめ
花粉症は気が付けば数ヶ月にも及ぶもの。
ここで見ただけでも初期の対策や、睡眠をよく取ることがどれほど大切かが分かります。
- 病院での初期治療はとても効果的
- 眠くなる場合には漢方専門医も良い選択
- 初期治療を受診できなくても、病院で診てもらうのが効果的
- 個人でできる予防のポイントもしっかりおさえる
- 花粉症で眠くなるのは3つの要因(薬の副作用、睡眠不足、温度上昇)が考えられる
さぁ、今年も花粉症を乗り切るぞ!
以上、花粉症、行って得する病院予防!眠い症状もあるって本当!?でした。