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新垣結衣 長瀬智也 ドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」あらすじ(ネタバレあり)

2018/12/16

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女優・新垣結衣。

素朴で透明感のある彼女、今では人気女優ランキングでも綾瀬はるかなどと競い合うほどの人気ぶり。

2014年の11月には、大泉洋との初の共演映画、赤ちゃんを必死に育てる初のお母さん役の「トワイライト ささらさや」が劇場公開。

更に2015年の2月には、こちらも初の先生役で主演演じる「くちびるに歌を」が劇場公開の新垣結衣。

もうそういった役を演じる年頃になったんだ、ちょっと前まで生徒役で出演していたのに、などと思いつつも月日が経つのは早いですね。

生徒役と言えば、大人気だったドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」。

2006年7月8日から9月16日まで、日テレの土曜ドラマ枠で放送された学園コメディーで、主演は長瀬智也。新垣結衣は高校のクラスメート、ヒロイン「梅村ひかり」を演じます。

このドラマ、とても面白かったので見ていた人も多いんじゃないでしょうか。

ここでは、今は懐かしいこの「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」、ちょっと振り返って見てみましょう。

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あらすじ(ネタバレあり)

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長瀬智也演じる主人公は27歳、恐ろしいヤクザ集団、関東鋭牙会の若頭「榊 真喜男」(さかき・まきお)。(若頭(わかがしら)とは子分の中で一番偉くて権力のある人)

実の親である親分から、ボスの座に就くために課せられた課題が「高校を無事卒業すること」。できなければ組は弟に継がせると。

そもそもがこの真喜男、トルネードの真喜男と異名を持ち腕っぷしは人一倍。ギャンブル運はとても強いがで頭の方はからっきし。学校なんてまともに通った事がない。

漢字も書けない、九九もできない、90秒以上考えることができない、といった力だけが頼りの男。そんな真喜男に高校を卒業して来いって、どんだけ難易度高いのか。

そんなこんなで、組長である父親の友達が校長を務める高校「セント・アグネス学園」の3年A組の生徒として10歳年齢をごまかし通うことに。
そこにいたのが、同級生となる、新垣結衣演じるヒロイン「梅村ひかり」。

さて、どんな学園生活が待っているのか。

学校と言えば試験。無事パスして卒業できるのか。真喜男とひかり、「セント・アグネス学園」での青春を描く学園ドラマです。

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・組長の名に引かれて

3年A組に入った真喜男。

始めこそは、やってられるか、といった感じが、次第にクラスメートと共に学園生活を楽しむようになる。

「組の長」の響きに引かれて訳も分からず自ら学級委員にもなり、色々な出来事が起こる中、次第にクラスメートであるヒロイン「梅村ひかり」に心が動く。

博打、酒に女にと既に経験してきた真喜男、でも実際には本当の恋を経験したことがなかった。青春とはどんなものか知らずに過ごしてきた荒れてただけの26年間。

そんな真喜男が高校に通うことで、胸が締め付けられる恋、そして青春を経験することで涙する。

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・真喜男に惹かれるひかり

ヒロインの梅村ひかりは、その生い立ちから暴力は大っ嫌い。素直で優しく頭も良い、可憐で可愛い優等生。

普段のクラスでの出来事、学校行事の球技大会、肝試しやら学園祭やらを通し、クラスのために一生懸命頑張る真喜男に惹かれて行くひかり。

ドラマの中の1シーン、夏の特別補習の帰りの道。
真喜男と共に歩く川沿いの土手から見える赤い夕陽に向けて、言った言葉が、

「今日の夕日は、いとあわれ なり」。

古典の復習の意味を込めてひかりがその場に合わせて言ったこの言葉、「いと」は大変、「あわれ」(あはれ)は趣きがある、切ない、しみじみと感じる、という意味。

日本の心、わびさびの世界に通じるこの言葉、真喜男の胸に突き刺さる。

・最後の試練は熊田一家

ひかり、クラスメート、先生の協力、補習、そして追試を受けて、なんとか試験に合格した真喜男。あとは卒業式を待つばかり。そんな学園生活も残す所1週間となったところに、セント・アグネス学園へやって来たのが敵対する熊田一家。

この学校に、あの恐ろしい関東鋭牙会の若頭が通っていると。出てこないなら乗り込むぞ、とスピーカーで脅す。

耐えきれなくなった真喜男。したこともない土下座をして帰ってくれるよう頼む。そこへ押しかける先生やクラスメートたち。

先生、クラスメートに手を出され、遂に切れた真喜男。雨にぬれ、服もボロボロになりながら一人戦う。脱ぎ捨てたシャツの下に見えたものは、背中一面を覆うヤクザの入れ墨。

ひかりにも見られた、先生にも見られた、クラス全員にみられてしまった。もう、終わりだ。

悲しみと怒りとで熊田一家を蹴散らす真喜男。そして全員警察へ。

・処分は如何に

最終処分は勿論退学。

もう少しで卒業というところまで来た真喜男、でも年齢もばれ、素性もばれてあの騒ぎでは致し方のないところ。留置場から出た真喜男、学校では卒業式が行われているが勿論行けるはずもない。既に退学した身なのだ。

そんな真喜男をクラスメートが強引に呼び戻す。ここはみんなと通った道、あそこに見えるのは毎日通った校舎。もう止まらない。走れ、走れ、みんなのところまで走るんだ。

クラスメートとの再会、先生との再会。最後はとんでもな結果に終わった一年だったが、真喜男は人生の中で初めて優しやさ思いやり、胸が締め付けられる数々の思いを知った月日でもあった。

担任からもらったのは、手書きの3年A組からの卒業証書。学級委員としてクラスをよくまとめた、そして贈ると。学校の卒業証書はない、でもこんな嬉しいものはない。

・そして羽ばたく

クラスの皆は無事卒業。いつか私がもっと大人になったらまたデートできるかな、と言い残し、ひかりも大学生となった。

真喜男は高校は卒業できなかったものの、組員の人気投票から組長の座を手に入れた。
その襲名式の最中、突然真喜男が組長である同じに言う。「なぁ、親父、すまん、やっぱりおれは...」

クラスメートの卒業後のシーンが1つ1つ流れるラスト。そして最後に登場するは「榊 真喜男」。

次はぜってー卒業してやるぜ、このやろう。
制服姿で歩くその先に見えるのは「私立宙船高等学校」。

この負けず嫌いがあってこその真喜男です。頑張れ~。

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真喜男の真っ直ぐな心にひかりの優しい気持ち、笑いと涙のコメディー仕立ての学園ドラマとして、とても楽しませてもらいました。

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